自分は音痴だと思っている人がいます。ではあなたは、「いつから音痴になりましたか?」と聞くと1歳半から音痴でした。と答える人がいるでしょうか?多分いませんね。
音痴の起源とは?
では、いつから音痴になったのでしょう?わからないですよね。わからなくて良いんです。だって、あなたは音痴ではないんですから!
「何を言ってるんだー私はオンチだー!」とツッコミたくなった人はいると思いますが、はっきり、もう一度言います。
あなたは音痴ではありません。あなたは音痴ではなく「勘違いさん」です♪
勘違いさんとは?
・誰かに音痴だと子供の頃に言われ、それを信じ込んでしまったピュアな心の持ち主。
子供の頃に音がズレるのは当たり前なんです。体が成長途中なんですから。幼少期は、低い音も充分出ませんし、音楽を聞いた経験値も大人より少ないのですし、歯が抜けたり、色々な事情があります。
なのに、子供の頃に「オンチ」や「音が違っているね」と人から言われると、「私はオンチなのかもしれない。」と思い込んでしまいます。
高い声を出す時には、多くの息の量を使います。その時に、歌うのが怖いという意識が入ってしまうと、本来の音に必要とする息の量が吐けなくなってしまいます。
その結果、本来の音より低い音を出してしまい、それが時間と共に積み重なり、本来の音の基準値がわからなくなってしまうのです。
人は自信が無くなると声が小さくなります。例えば、英語が苦手な人だと、外国の方とお話しする時は、物凄く声が小さくなります。
この様に、心の状態と声は、繋がっているのです。「一度オンチだと勘違いしたら、治らないんじゃない?」と思われがちですが、そんな事はありません。潜在意識を書き換えれば良いのです!!
潜在意識を書き換えろ!30日ボイトレ
今日から30日間一緒にボイストレーニングをしましょう!おもしろくて、簡単なボイトレを中心にご紹介しています。
用意する物
・レコーダー
・紙とペン
・スマホのチューナーアプリ
1日目【物まねレッスン!簡単ボイトレ】犬
とても簡単です!犬の鳴き真似をしましょう♪大きな犬は低い声で。小さな犬は高い声で。
・大きな犬3回
・小さな犬3回
録音して聞いてみましょう。同じ高さで3回づつ出せていますか?同じ高さで出せるように何度かやってみましょう。
2日目【上下の音程をとるレッスン!簡単ボイトレ】救急車
これも簡単です!救急車のサイレンの真似をしましょう♪音程を上下させて「ピーポーピーポーピーポー」
・救急車のサイレンをピーポーで1セット×5回声を出してみましょう。
録音して聞いてみましょう。同じ高さで5回づつ出せていますか?同じ高さで出せるように何度かやってみましょう。
3日目【高低差の激しい音程をとるレッスン!簡単ボイトレ】ターザン
これも簡単です!ターザンの真似をしましょう♪音程を上下させて「アーーーーアアーーーー」
・ターザンを5回声を出してみましょう。
録音して聞いてみましょう。同じ高さで5回づつ出せていますか?同じ高さで出せるように何度かやってみましょう。
4日目【音を滑らかに上げながら、音程をとるレッスン!簡単ボイトレ】バイクのエンジン
これも簡単です!バイクのエンジンの真似をしましょう♪「ブルーン!ブルーンブルーンブルーン」
・バイクのエンジンを5回声を出してみましょう。
録音して聞いてみましょう。同じ高さで5回づつ出せていますか?同じ高さで出せるように何度かやってみましょう。
5日目【色々な音を記憶して音程をとるレッスン!簡単ボイトレ】自由に声を出そう!
次は今まで声を出してきた音を混ぜてみましょう。例えば、犬+救急車+ターザン
・好きな組み合わせで、5回声を出してみましょう。
録音して聞いてみましょう。同じ高さで5回づつ出せていますか?同じ高さで出せるように何度かやってみましょう。
簡単に音程がとれるでしょ?1日~5日のレッスンを振り返る。
・まずは、簡単に出来る事から繰り返す!これが潜在意識を変えるために必要になります。「おお!私出来るかも!!」この気持ちが大切です。そして、音程をとると言う事は、フレーズを記憶していく。と言う事です。犬の声も救急車の音も、音を記憶するレッスンです。
6日目【チューナーアプリと友達なるレッスン!簡単ボイトレ】
・まず、アプリをダウンロードし、声をスマホに向かって出してみよう。
7日目【アプリで遊ぼう!簡単ボイトレ】そして確認
・色々な高さの声を出してみよう。
8日目【音には名前があるんだよ!簡単ボイトレ】田中さん?山田さん?
・チューナアプリに出てくるアルファベットは音の名前です、田中さんや、山田さんの様に、Cさん、Dさん等は音の名前です。そして、田中さんの事を「田中さん」と言う人もいれば、「田中ちゃん」と呼ぶ人もいるように、呼び方が国によって複数あります。
例えば。Cはドの音とも呼ばれますし。Dはレ、Eはミ、Fはファ、Gはソ、Aはラ、Bはシの音とも呼ばれます。♯はシャープです。半音高いという意味。♭はフラットです。半音低いという意味です。
紙に書いて覚えてみると「沢山ニックネームがあって面白いなー」と思いますよ♪「山田さん」「山ちゃん」「山っち」みたいな感覚で捉えると、音に対して親しみが生まれますよ♪
9日目【自分の音域を確認するレッスン!簡単ボイトレ】
・アプリに向かって一番出せる低い声の「あ」を出します。その時にアプリに表示されたアルファベット(音の名前)を紙に記入します。
次に、音程を徐々に上げていき、一番高い声まで出します。その時のアルファベットも紙に記入します。それがあなたの音域です。
10日目【課題曲を決めよう!簡単ボイトレ】
・9日目のレッスンで、自分の音域が狭いかな?と感じた方には、課題曲を決める時に、短くて、高低差が少ない物をオススメします。
もし、課題曲が決まらない場合は、お正月の歌をオススメします。「もーいーくつ寝るとお正月ー」という歌です。短くて、高低差が少ないです。
自分の音域を知り、音楽の知識を付ける。6日~10日のレッスンを振り返る。
・音域を調べるのに、チューナーアプリを取り入れる事により、視覚で自分の音域を確認する事が出来ます。課題曲を選曲する時に、より、自分に合った歌を選ぶ事が出来ます。
11日目【複式呼吸レッスン!中級ボイトレ】お腹は大切♪
・お腹に手を当てて,息を口から吐きます。お腹に力を入れずに、息が自然に戻るのを待ちます。胸や肩が張る感覚があれば、息を吸いすぎです。10回腹式呼吸の練習をしましょう。
12日目【複式呼吸を使った発声練習!中級ボイトレ】
・腹式呼吸で息を吸って、息を吐きます。ふーーーー。(声を出さずに、息のみ吐く。)続けて声を出し、ふーーーー。これを5回、複式呼吸を使って息に声を乗せる感覚で、発声練習を10回しましょう。
13日目【自分の出しやすい音を探そう!中級ボイトレ】
・腹式呼吸を使い、自分の出しやすい高さで「ふーー」と発声しましょう。それが、どの高さなのかをチューナーアプリで調べてみましょう。
14日目【課題曲の高さを調べよう!中級ボイトレ】
・課題曲の歌い出しの1音だけハミングで音程をとります。(難しい場合は、何となく、この音かな?でも大丈夫です。)その音を伸ばします。例えば、課題曲にSMAP の世界に一つだけの花を選んだら、「ナンバーワーンにならなくてもいい。」が歌い出しです。その頭の音の「な」をハミングしてアプリで高さを確認しましょう。
15日目【自分の音域に調節しよう!中級ボイトレ】
・13日目のレッスンで、自分の出しやすい音がわかったら、その高さと課題曲の歌い出しの高さが、いくつ違っているのかを確認しましょう。
例えば、自分の出しやすい音がCで課題曲がEなら、C#、D,D♯,Eと、半音4つ差があるので、カラオケで歌う時は,キーを半音4つ下げましょう。これで、あなたの声が一番響きやあ水場所で歌う事が出来ます。
腹式呼吸を使って歌う。11日~15日のレッスンを振り返る。
・腹式呼吸単体の練習だけを行うのではなく、腹式呼吸の吐く息を利用して声をのせる練習が大切です。腹式呼吸を使って歌える様にしましょう。その後、課題曲を、自分の音域に調節します。
16日目【ハミングレッスン!中級ボイトレ】
・ハミングしながら自分のキーで課題曲を5回歌ってみよう。腹式呼吸で歌えているかチェックしよう。ハミングは脳に音程を伝えるのにとても良い練習方法です。
17日目【録音レッスン!中級ボイトレ】
・自分の声を録音して聞いてみよう。息は足りていますか?最後の伸ばす部分は最後まで伸ばせていますか?チェックしてみましょう。
18日目【横隔膜のコントロールの練習!中級ボイトレ】
・17日のレッスンで息がもたなかった人は、息の量をコントロールする筋肉(横隔膜)を鍛えると、息が持続しやすくなります。
息を腹式呼吸で吸って、出来るだけゆっくり一定の速度で、吐いてみましょう。これを10回繰り返しましょう。
19日目【横隔膜を更に鍛えよう!中級ボイトレ】
・時計の秒針を見ながら、10秒で息を吐く練習、15秒、20秒と伸ばしていきます。これを10回練習してみましょう。
20日目【ブレスコントロールレッスン!中級ボイトレ】
・ハミングではなく、頭の中だけでメロディーを鳴らして、課題曲を息だけで歌ってみましょう。次に息を吐く感覚を持ちながら課題曲を歌ってみましょう。
自分に合う音域で、ブレスコントロールして歌う。16日~20日のレッスンを振り返る。
・自分の歌いやすいキーが探せたら、歌っていて苦しくならないように、息を持たせる必要があります。横隔膜を鍛えていきましょう。
21日目【手を叩いてリズムレッスン!上級ボイトレ】
・レコーダの録音ボタンを押して、課題曲を流し、リズムに合わせ手を叩きましょう。
ここでは歌わずに手だけ叩きましょう。歌いながら手を叩くと、手が止まってしまう場合があるので、手を叩くという1つの事に集中しましょう。
22日目【リズムに合わせて歌うレッスン!上級ボイトレ】
・21日目に録音した音源を再生し、それに合わせ手拍子を聞きながら歌ってみましょう。10回練習してみましょう。
23日目【1泊目と3泊目を強く手拍子!上級ボイトレ】
・課題曲のカラオケ音源を用意し、再度録音します。今度は1泊目と3泊目を強く叩いて手拍子しましょう。(歌わずに手拍子だけせす。)
24日目【心の中で歌い、聞く事に集中するレッスン!上級ボイトレ】
・23日目で録音した音源を再生して、1泊目と3泊目の強く手拍子を叩いた部分に集中して伴奏を聞きます。
この部分がコードの変わり目で、音程をとるために必要な和音が置かれている事が多いです。心の中でメロディーを歌いながら、しっかり和音の響きを聴きましょう。
25日目【実際に歌ってみよう!上級ボイトレ】
・伴奏を聞きながら、実際に声に出して歌ってみよう。
リズムと聞く力を育てる。20日~25日のレッスンを振り返る。
・手拍子をしながら歌う事は、リズムを鍛える方法としては、とても素晴らしいですが、叩く事と歌う事を2つやるのは難しいので録音しながら練習しましょう。
同時に曲のコードの切り替えは1泊目と3泊目で行われる事が多いので、この部分を集中して聞くと、音程をとるために、とても役立ちます。
26日目【黙読レッスン!上級ボイトレ】
・音痴と言われる人の中には、音程もリズムも合っているのに指摘される場合があります。
それは、抑揚が無い場合があります。まず、歌詞の内容をしっかり読み込んで把握しましょう。
27日目【音読レッスン!上級ボイトレ】
・歌詞を声を出して読んでみましょう。それを、レコーダーで録音しましょう。
28日目【気持ちを表現してみよう!上級ボイトレ】
・27日に録音した音源を聞いて、単調になっている場合、感情の山や谷を意識して何度も歌詞を声を出して読んでみよう。
29日目【物語を読む様に歌おう!上級ボイトレ】
・歌はしゃべるように歌うと、自然な抑揚が付きます。オーバーに表現しようとするのではなく、本を誰かに読んであげる様な、あなた本来の優しい声で歌ってみましょう。
30日目【一番親しい人の前で歌ってみよう!上級ボイトレ】
・あなたが一番信頼している人の前で歌ってみましょう。そして、心を込めて歌いましょう。その人のために。
きっとその人は、あなたの歌を褒めてくれるはずです。少し音程が外れていても、心が伝われば、人は感動するのです。
あなたに足りなかった物は何かわかりますか?30日を振り返って
それは、自信です!信頼している人から褒められると人は自信を取り戻せるのです。それが最速の上達方法です。あなたは音痴ではないんです。歌う機会が少なかっただけです。
あなたは30日のボイストレーニングをやり抜いた強い人です。継続が出来る人は、必ず上達します。これからも楽しみながらボイストレーニングを続けて下さいね♪わからない事は何でも聞いて下さい♪
30日間お疲れ様でした♪最後まで読んで頂き、ありがとうございました。