普段楽器を弾かなそうなタイプの友人が突然路上で弾き語りをしていたら、そして最高に上手だったとしたら、あなたはどう思いますか?
私だったら惚れると思います♪男性の中には、女の子にモテたいから楽器を始めた。と言う人もたまにいますよね♪
そう!楽器って弾いている人をかっこ良く見せてくれるんですよね。
弾き語りをするのなら、どうせだったらカッコ良く上手に歌いたいですよね?では、どの様に練習しますか?
弾き語りを上達させる練習方法とは?
1You Tubeの教則動画を見まくって練習する。
2好きなアーティストのカバーをひたすらする。
3音楽スクールに習いに行く。
4実践あるのみ!ライブに出まくる。
等色々あると思います。どれも正解で、素敵な練習方法だと思います。最近はYou Tubeの教則動画がたくさん出ているので、とても助かりますよね。
だけど、もう一歩弾き語りを上達させる方法をお伝えします。
①弾き語りを極めたいのならば、自分の楽器を知ろう!
よく体は楽器だと言いますが。その通りです。楽器が違ければ音色も違いますよね。ピアノなのかギターなのかによって弾き方も違いますよね。
つまり、自分はどんな楽器なのかを知る事が大切になります。まず、鏡の前に立ち、自分を観察してみましょう。スマホで撮影するのも客観的に自分を見る事が出来るのでオススメです。
②(楽器)の特徴をメモしてみよう。
人には利き手や利き足があります。他にも、右肩が落ちている人や、頭と首が前に出てしまう人、反り腰の人等色々な人がいます。自分の体の特徴を書き出しましょう。
楽器も同じで、ギターは同じ値段で同じメーカーの物でも全てが違う音色を出します。楽器にも個体差がある様に人の体にもあります。なので自分の体という楽器を知り尽くせれば、確実に上達ができます。
③まず弾き語りで、好きな歌を歌ってみよう。
①指だけ意識して弾いてみよう。②手首から意識して弾いてみよう。③肩から意識して弾いてみよう。この様に、意識する場所を増やす事により、音色が変わります。
楽器はただ指や手首だけを動かせば音は鳴ります。しかし繊細な音を出すには肩や首や頭等の体重がどの様に指先に伝わっているかをとらえる必要があります。
④力を抜いて弾き語りをするには?
よく力を抜いて弾きなさい。と言われた事があると思いますが、力を抜く=体のバランスを取る。という事です。これは歌でも楽器でもスポーツでも全てが共通なのです。
⑤力を抜いて弾き語る=バランス
足を肩幅に開き、体をタコの様に左右に揺らします。徐々に力が抜けてくると腕だけではなく、肩も動いてくるはずです。
力で動かすのではなく、自然に力が抜けて動ける場所を探しましょう。
⑥椅子にもたれて座る→静
力を抜く=脱力と考えると、この様にだらっと椅子に座り、心地よくリラックスした感覚を想像しますが、でもこれだと筋肉が眠ってしまうので使えません。ほんの少しの緊張感は必要です。
⑦動きながら力を抜く→動
・例えば、野球選手の様に物を投げる真似をしてみましょう。何度か球を投げる真似をしてみて下さい。遠くに投げたい時には、力を抜いて体を使います。力を抜く=静ではなく。力を抜く=動を使うのです。
⑧体重を移動させて増やす
球を投げようとすると、手を後ろに回しますよね?その時に体の体重が後ろにかかります。そのかかった体重を一度中心に持っていき、前に移動し、上手に足に伝えると、手首だけで投げるより遠くに球を飛ばす事が出来ます。
⑨弾き語りのベストポジションとは?
椅子に座った時、浅く座るか、深く座るか、腕や肩をどう持っていければ力が一番伝わるか、いろいろなポジションで弾いてみましょう。
⑩歌と楽器を統合する
⑨のレッスンで上手に弾ける場所が見つけられたら、今度は上手に歌える場所を探します。
⑪声が出る場所は?
一番声が出る場所も均等にバランスが取れた場所です。まっすぐまずは立ちます。
⑫息を吸った時のバランスは?
息を腹式呼吸で吸います。その時に体のバランスはどちらにいきますか?後ろですか?前ですか?そうです「前です」
⑬体を整える
次に、ほんの少しだけお尻を重たくする様に後ろ体重にします。そして最後に、骨を積み上げるように体を整えます。ここがベストポジションです。ここでお腹の下腹部を使って歌ってみましょう。一番声が出る場所です。
⑭歌と楽器の両方を意識する
よく歌だけだと歌えるのに、弾き語りになると歌えなくなる人がいます。
それは、楽器に夢中になり、下を向きすぎて首に力を入れてしまったり、骨盤が倒れてしまい、声が出しづらいポイントに自ら導いてしまう場合があるからです。
音楽はスポーツと似ている。
世界的に有名な某野球選手は言いました。「僕はボールを投げる時に、マウンドの砂がどの程度硬いかによって足にかける体重のコントロールを変えている。」と。
弾き語りの時も同じなのです。何種類かギターを持っていれば重さや大きさも違います。それにより体にかかるバランスが違ってくるのです。
重めのギターを持っていて、かつ頭や首が前に出るクセがある人の場合、全体のバランスが前にいきすぎです。
ギターの重さを考慮した頭や背中の位置を決めて歌わないと高音は確実に詰まります。腹筋と背筋を上手にバランスよく使い一か所に負荷がかからないようにする事。これが、力を抜く=バランスを取る。という一番大切な軸になる事です。