ビブラートが歌にかけられると、歌に柔らかさが出たり、上手に聞こえると場合があります。
ビブラートに憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。
今回のブログでは、ビブラートのかけ方や練習方法をご紹介致します。
ビブラートの種類について!
1.ナチュラルビブラート
正しい息の使い方や発声の仕方で自然に声に揺らぎがかかる自然な美しいビブラート。
2.人工的なビブラート
声の音量を意識的に変えたり、波の幅や速度を変えたりする物。
3.ロングビブラート
ロングトーンの時に使われるビブラート。クラッシック音楽やスケールの大きな歌を歌う時に特に使われます。
4.クイックビブラート
ビブラートをかける時に速い速度でかけます。ポップスなど楽しい明るい曲で使われる事が多いです。
5.ディープビブラート
ビブラートの音程の波を大きく付けるタイプで強い感情を表現する時に使われる事もあります。
ビブラートをかけられるように練習しよう!
基本的にはビブラートとは、正しい発声の上にあるので、腹式呼吸や基礎的な事ができた上で習得する技術だという事を前提にお話します。
1.ビブラートをかけるには、喉の緊張があっては出来ない。
まず、舌は喉と繋がっているので、舌の脱力をしましょう。発声した時に喉を下に引っ張ら過ぎず、奥に引き過ぎない場所で発声しましょう。
2.ビブラートをかけるには、音程をとる筋肉を見つけよう。
まず、目をつぶり喉に意識を集中して、ハミングで高い音と低い音を交互に出して、音程を変える時に使っている筋肉の動きをとらえ覚えます。その後、「あ」の言葉にして音程を変える時に働く筋肉を探してみましょう。
3.ビブラートをかけるには、一定の息を吐ける力を付けよう。
歌を歌う時に息のコントロールは必須にります。一定の息を歯の隙間からスーと音を立てながら吐いて下さい。息が強すぎたり、弱すぎたりしないように気をつけながら吐く練習をしましょう。
4.ビブラートをかけるには、横隔膜使いポンプの様に息を送ろう。
ビブラートを大きめにつける時などは、息をお腹で量の加減をして送ることが有効に働く事があります。
5.ビブラートをかけるには、ロングトーンの練習をしよう。
ビブラートは語尾などで使われるケースが多いので、ロングトーンの練習もとても有効です。まずビブラートをかけずに、音程を安定して伸ばす力を付けましょう。
6.ビブラートをかけるには、体のバランスを整えよう。
声を出す時に、全身のバランスが崩れていると、体は崩れている場所を補うように力を入れてしまうので、足裏のバランス、骨盤、背骨、頭のランスをしっかりとって安定感のある声を作れるようにしましょう。
7.ビブラートをかけるには、声帯の閉鎖などを使いこなせるように、トレーニングしよう。
ビブラートというのは言葉の語尾についている事が多いので、余韻を残すように表現するので、ロングトーンの前半より後半の方が息を混ぜて優しく歌い、後半を少しゆらきををもたせるとより、綺麗です。
地声から裏声に変える筋肉も使えるの訓練をするのはとても有効です。
8.ビブラートをかける時には点で歌わす線を意識して歌おう。
歌を歌う時に、フレーズや流れとしてビブラートをかける意識を持ちましょう。ただ語尾を揺らすと考えると不自然になるので、このフレーズはどこに向かっているのかという方向性を考えて適切な場所でビブラートの大きさや長さを調節しましょう。
ビブラートを言葉で説明するのは少し難しいので、体験レッスンにお越しい頂けましたらご説明致しますので。お気軽にお問い合わせ下さい。